抜毛症

【体験談】私の抜毛症克服記

私は抜毛症に悩んでいました。

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こんにちは。当ウェブサイト運営者のカーパンと申します。

 

私は、中学1年年からアラサー突入時(13歳〜30歳)までの18年間、抜毛症(トリコチロマニア)と格闘を続け、ようやくほぼ完治した男です。

 

このウェブサイトでは私が抜毛症を発症したキッカケからそれをほぼ完治するまでの経緯を記しました。

 

ここで「ほぼ完治」と書くのは、未だに1年間で大体50本程度は髪の毛を抜いてしまっているからです。

 

抜毛症から完全に卒業したわけではありませんが、過去18年間は毎年何千本〜何万本も髪の毛を抜いてきたことを思えば「ほぼ完治」と言っても差し支えないでしょう。

 

肝心の今の自分の頭の様子ですが、ここ1年で8割ほど普通の頭に戻っています。

 

(※同じ箇所ばかり髪の毛を抜いているとそこだけハゲてしまうことを高校生の頃に体感して以来、髪の毛は満遍なく抜くよう意識していたので。)

 

当サイトは自分の18年間の抜毛症の体験が現在抜毛症に苦しんでいる人や、抜毛症の家族・お子さんがいる親御さんにとって問題解決のキッカケになるかもしれないと思い、立ち上げました。

 

抜毛症は本人の努力次第で治療・改善が可能です。

 

原因はメンタル的なものなので、皮膚科に行ったり怪しい治療法、薬物療法に頼る必要はありません。そのことを胸に刻んで抜毛症と向き合ってみて下さい。

 

 

抜毛症とは

近年は、ザ!世界仰天ニュースなどでも取り上げられので、抜毛症のことを知っている人も昔に比べれば増えてきた印象です。

 

 

『ザ!世界仰天ニュース 美女を襲う恐怖の癖 抜毛症』(2013年6月19日放送) 

 

海外では芸能人で抜毛症のことを告白している人もいるほどです。(ネットで抜毛症のカラーの画像や写真を見れば分かりますが、円形脱毛症やAGAとは明らかに違います。)

 

しかし、日本国内における抜毛症の認知度はまだまだ低いようで、ネット掲示板の情報もいい加減なものが多いので最初に抜毛症についてザックリ説明します。

 

Wikipediaにも抜毛症のことは書いてありますけど、これは医学的見地から書かれたものなので、「当事者が書いた」って訳でもなく分かりづらいんですよね・・・)

 

抜毛症とは、読んで字の如く、自身の体にある毛を自分で抜いてしまう症状のことを指します。

 

病気や薬の副作用で髪の毛が生えてこないわけではありません。ましてや髪が白髪になってしまうものでもありません。

 

抜毛症の対象になる毛は多くが毛髪ですが、それだけに留まらず髭、脇毛、腕毛、眉毛、まつ毛、陰毛、足毛にまで広く及びます。

 

実は毛髪を抜いてしまう癖に限っていえばこれは鼻ほじりや爪噛みやと同じように割とよくある癖です。

 

割合としては小学生高学年〜高校生くらいまでの思春期の女子に多く、女性の10%程度の方が経験していると言われています。

 

この毛髪を抜く癖は普通は治るんですね。ハゲが出来ちゃったりすれば、ヤバいな。と危機感を覚えて辞めますから。

 

で、ここからが重要なんですが、

 

「毛を抜くなんてダメだ。いけない」と分かっているのに辞められないのが抜毛症です。

 

「ヤバい、このまま抜き続けたら学校に行けなくなる」など、そういう事は分かってるのに辞められないのが抜毛症なんですね。

 

母親は「アンタ髪の毛なんて抜いちゃダメ!」とか「抜いたらオシャレできなくなるよ!」というような反応をする方が多いと思うんですけどね。

 

本人的にはわざわざ大人に言われなくても「そんなこと分かってる・・・けど、辞められない」 これが抜毛症です。

 

抜毛症の問題はもっと深いんですよね。抜毛症の治療方法の第一歩はまず本人も周りの方もその本質を理解することです。

 

私の場合は18年と比較的短期で抜毛症を治療できましたが、長い人だと30年とか40年の間ずっと治療方法が分からず抜毛症に悩まされていたりします。

 

自分の場合、抜毛症はどの程度の重度なのか? 知りたい方は簡易的ですが診断できるチェックシートを作成しましたので、参考にして下さい。

 

 

抜毛症は辛いどころじゃない。人生を狂わせる

私は体験したからこそ分かりますが、抜毛症は地獄です。人生が狂いますね。

 

多くの人は、抜毛症を思春期に発症します。

 

思春期は多感な時期で、人生で最も人目を気にします。
だから、駄目だと分かっていつつも髪の毛を抜いてしまってハゲてしまったりすると、学校とか行きたくなくなっちゃうんですね。

 

なんとか自分の毛が薄い事をバレないように、工夫するわけですよ。

 

女性ならアレンジで隠したりすることが多いと思いますが、自分の場合は男なので、毛髪が増えるように見えるスプレーですね。あれを使っていたんですけどね。ただ、アレ雨で落ちるんですよ……

 

 

 

今でも忘れませんが、中学2年のマラソン大会。

 

途中で雨が降ってきちゃったんですね。みんな私を見て「キャー」みたいな反応をするんですよ。

 

気づいた時にはもう遅かったんですね。

 

スプレーの黒い成分が全部落ちちゃって、顔は真っ黒、体操服も黒くなってしまっていました。まるで墨汁にダイブしたような感じでした。

 

その日から、半年以上不登校になっちゃいましたね。人目が怖くて。当然美容院にも行けないので頭は誰にも見せないレベルでした。

 

母親からは精神科の病院に行って治療薬を飲んで治療(薬物療法)を受けるよう言われました。でも、原因はメンタル的なものだと分かっていたので拒否しました。

 

 

そこそこ勉強はできる方だったんですけど、行きたい高校はプールの授業があったので諦めて、プールがない高校を選びましたよね。

 

高校でも、毛髪が気になって休みがちでした。1/5くらいは休んだんじゃないかな、と思います。修学旅行はサボりました。皆でお風呂入らなきゃいけないですからね。

 

なんとか大学も行きましたが、一人暮らしです。1人なので、抜き放題なんですね。抜毛が激しくなりすぎて、外に出られなくなってしまい、2年で辞めました。

 

もう20歳。生きていかなきゃいけないので、バイトをするわけです。その頃、ウィッグに出会ったので、ウィッグを付けるようになりました。

 

しかし、社会に出て何が辛いかといえば新しい人との関わりです。これが何よりも苦痛です。

 

初対面の人がどんな人であれ、この人は私がウィッグだという事実に気づかないだろうか?万が一ウィッグがバレたらこの人は私と距離を置くんじゃないか?

 

こういう心配が先行して、新しい人間関係を築くのが億劫になるんですよ。

 

実際に、バイト先の社長にバレて、ものすごい勇気を出して自分の症状を話したら、「それは放火魔と同じ精神病だ」みたいに言われて、シフト削られて、みたいな経験をしちゃたんで、ビビっちゃってダメなんですね。

 

これは自分の性格も関係してるとは思いますが、見られるっていうシチュエーションが苦手すぎるので、バイトの面接も怖いし、就活なんてもっとキツいんですよね。

 

抜毛症は知らない人からしたら「抜くの止めればいいじゃん」っていう程度の問題です。
でも、当人にとってはまさに人生を狂わす悪魔なんですよね。

 

 

抜毛症を克服するには?

 

私は抜毛症をどうにかするために13年間本当に色々試行錯誤してきました。

 

その上で辿り着いた真理は、「抜毛の根本原因と向き合う」ということでした。

 

  • なぜ自分は抜毛してしまうのか?
  • なぜダメだと分かっていて抜毛してしまうのか?
  • どういう時に抜毛してしまうのか?
  • 抜毛するとどんな将来が待っているのか?

 

など。

 

何よりも抜毛症に陥っている自分自身についてきちんと理解することが重要です。

 

私の場合は、

 

  • 自身の髪の毛を周囲と比べてコンプレックスを抱えていたこと
  • 思春期に嫌なことが多くストレスが半端なかったこと
  • 毛が抜ける、という事実がものすごく気持ちよかったこと
  • ブリッとした奇跡の毛根を見つけることの面白さ(?)を知ってしまったこと

 

あたりが主な要因だと考えています。

 

この辺りの詳しい話は、抜毛症の原因でお話していますので、読んでいただければ幸いです。

 

参考リンク

抜毛する自分を理解することで、具体的な改善策を捻り出すことが出来ます。

 

例えば、原因の中でも改善できるものは改善していく。毛を抜きたくなるシチュエーションを避ける、などです。

 

具体的にどういった方法が良いのか?これは、人によって全く違います。分かりやすい方法は、物理的に抜毛できないようにしてしまうこと。

 

男性なら坊主にして髪の毛を無くしてしまうのが一番です。(もちろん、首から下の毛は全部脱毛するのも忘れずに)

 

女性なら坊主にした上でまぁまぁ質の高いウィッグを付け、エクステで触れないようにガチガチに編み込んでもらうのが王道です。鼻から上(まつげ・眉毛など)は流石に無くせないのでひたすら「我慢」です。

 

このあたりについての詳細は「抜毛症の治し方」に書いたのでそちらを御覧ください。(※現在修正中につき、一旦非公開にしています)

 

 

 

それに対して、抜毛症の症状が長期化・深刻化している場合は下記の方法をおすすめしています。

 

(※実際に自分が抜毛症を克服出来た最大の理由は下記の方法を選択したから、というのが大きいと思います。)

 

 

抜毛症を完治させるにはどうすればいい?

私は症状もほぼ収まってここ1年で殆ど髪の毛を抜くことも無くなってきましたが、完全に抜毛衝動と決別できたわけではありません。

 

麻薬中毒者が何度も麻薬に溺れるのと同じように、「自分もいつか抜毛症を再発するんじゃないか・・・」っていう恐怖は定期的に頭の中を駆け巡ります。

 

だから、抜毛症がほぼ完治した今でも、抜毛症から少しでも離れるために出来る事は何でもやっていこうというスタンスでいます。

 

その一つは、脱毛です。

 

自分の場合、髪の毛だけじゃなくて髭や陰毛、その他の細かい体毛も抜毛したくなる衝動癖はまだあるので、抜く快感自体を完全に忘れるために、首から下の毛は全部無くしてしまおうと計画しています。

 

詳しくはひげの抜毛症のページに書いたのでご覧ください

 

 

脱毛は2017年の今年から、本格的にはじめました。

 

髪の毛の抜毛衝動は抑え込むことが出来るようになってきたけど、他の箇所はついつい抜毛しちゃう・・・

 

こういう場合、抜く癖自体はまた復活してしまうかもしれませんから、完治を目指す場合は、脱毛という手もアリだと思います。

 

脱毛サロンは時間的・金銭的手間が大変でも脱毛器ならその負担はまるでありませんしね。

 

女性なら抜毛症対策だけでなく美的観点も兼ね備えるので一石二鳥です。

 

 

このウェブサイトを見ている親御さんへ

最期に、このサイトを見ている人の中には、抜毛症の子を持つ親御さんも居らっしゃると思います。

 

私は、結婚して子供が居ます。

 

遺伝的な要因があるかどうか医学的にはハッキリしていませんが、私はあると思っていて、もし自分の子供が抜毛症だったらどのように対応しようか、ということは常に考えています。

 

親として子供への接し方に関して、私の考え方をまとめましたので、よろしければお読みいただければと思います。

 

 

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