抜毛症の原因

そもそも抜毛症の原因とは?

抜毛症の原因

突然ですが、抜毛症の原因って実は100%全てが明らかになっているわけではありません。

 

自分が発症した当初(18年前)は、もっぱら「ストレス」や「心の不安」が抜毛症の原因と言われていました。

 

しかし、近年は脳の神経伝達物質のセロトニンが慢性的に不足していることが原因だという説が割と有力です。

 

いきなり脱線

 

ちなみに、行動療法分野では未だに「抜毛症の最大の原因は親の離婚や虐待など家庭関係による心理的ストレスによるものである!」と言い切っているの偉い先生がいますが、正直これ眉唾物です。

 

もちろん、こういう事がキッカケで抜毛癖が出てしまった方はいると思います。

 

でも、こんな強烈な原因がなくても、やる人はやるんですよね・・・・・・(過去の自分がそうでした)

 

私が知る限り、多くの方が家庭がそんなメチャクチャでなくても抜毛症になっています。

 

 

勇気を振り絞って「実は私、抜毛症なんです」とカミングアウトすると、「家庭に問題があるんじゃないの?」という反応をする人や医者って今だに多いんですけど、こういう人のせいですよ。

 

これは偏見に繋がるし、抜毛症の人が他人にカミングアウトしにくい状態に繋がってしまうので、本当にやめて欲しいと思います。

 

 

抜毛症の原因はセロトニン不足?

セロトニン
Wikipedia:セロトニン

 

セロトニンの存在は知っている人も多いと思いますが、このセロトニンには心をリラックスさせたり落ち着かせたりする作用があります。

 

つまり、これが慢性的に不足していると、不安を感じやすかったりイライラしやすい状態に陥ります。

 

脳は不安を感じたりイライラしたりすれば、無意識のうちにそのストレスを何らかの形で発散しようと試みます。

 

そこで、抜毛です。

 

抜毛症(特に女性)の方なら、理解して頂けると思うんですが、なかなか抜けないムダ毛がスッ・・と抜けた時って気持よくありませんか?

 

若干の痛みが伴うのもいいんですね。適度な一瞬の痛みって多くの人にとって快感ですから。

 

つまり、

 

抜毛症になるまで

脳内でセロトニンが不足する → 不安・イライラを感じやすい → 無意識のうちにそれを解消しようとする → 手軽に実行できる抜毛に走ってしまう

 

 

これ↑が抜毛症になる代表的な原因です。

 

なので、本格的な抜毛症の治療にSSRIというセロトニン濃度を高く保つ薬を処方することが多いです。

 

これによって不安やストレスを感じにくくなるので、抜毛症の癖が治っていく、という理屈です。

 

しかし、私はこれはあくまで要因の一つであり、抜毛症の本質は次の説↓にあると考えています。

 

 

毛を抜くのが気持ち良すぎて依存している説

依存症

 

世の中には様々な依存症があります。

 

依存症とは、一言で言えば物事を我慢出来ない状態のことです。

 

依存症の一例

  • 物質へ依存する過食症やアルコール依存症
  • プロセスに依存するギャンブル依存症やゲーム依存症
  • 人間関係への依存である、共依存やSNS存症

 

様々な依存がありますが、これらに共通するのは快楽や刺激を伴うという点です。後は手軽とか手が届きやすい、ってところでしょうか。

 

普通の人からしたら理解不能だと思うんですけど、毛を抜くのってすごく気持ちがいいんですよ。

 

個人的にはコレがものすごく厄介だと思っていて、上で挙げたセロトニン不足なんかよりも、こっちが原因で抜毛症に悩んでいる人の方が多いとさえ思います。

 

 

抜毛症が深刻な方は、抜毛とともに食毛の症状も出ている方も多いと思うのですが、私は毛根を噛むのが好きでした。

 

特に、プリプリの毛根だったり、500本に1本くらいの確率で発見される毛根の先が赤くて毛根自体がブリブリしているものすごい食感の奇跡の毛根(←そういうのがあるんですw)を見つけて、それを噛む時の快感と言ったら・・・筆舌に尽くしがたい多幸感があります。

 

※完全に頭のおかしい人の変態発言だとは理解していますし、自分でも引く行為ですが、実態をしっかり書かなければ意味がないと思ったので…気分を悪くされたらすいません。

 

このブリブリを噛む快感って、快感レベルで言ったら結構なものです。上手い例えが見つかりませんが、中学生が片思の異性からメアド聞かれるくらいの快感はあると思います(笑)

 

ちなみに、抜毛って他の依存症と比べてすごく手軽なんですよね。お金・時間・場所を問わずいつでも出来てしまいます。手を頭や顎に持っていくだけでOKなんですから・・・

 

抜毛が、ものすごく手間とお金がかかってしまう症状だったら、多分抜毛症に悩んでいる人はここまで多くないはずです。

 

手軽さ故に習慣化しやすく、結果的に依存しやすいんですね。

 

 

悪循環で抜毛症が深刻化する

他の依存症にも共通して言えることですが抜毛症が深刻化している人は悪循環に陥っている可能性が極めて高いです。

 

抜毛症の原因とは少し違いますが、抜毛症がすごく厄介だということを理解して頂きたくため、また「自分は抜毛症だ」という方は自分の身に起きている事を理解していただくことが完治への一歩だと思っているので、読んで頂けると幸いです。

 

 

抜毛によるストレスで更に抜毛する

ストレスを抱える女性

 

言うまでもなく、抜毛症の方のほとんど(99%?)は抜毛症に悩み苦しんでいます。

 

誰もが後先考えず欲望の赴くまま好き勝手に抜いてる訳ではないですよね。抜いた後、自分の毛を見て後悔の念に苛まれ、そして激しく落ち込みます。

 

抜毛症が進行してしまい毛の量がグングン減っていけば、人との関わりを持つことが面倒になりますし、普通に生活しているだけでも人一倍ストレスも感じるようになります。

 

また、抜毛癖がいつまで経っても抜けないと、次第に毛が生えてこなくなるリスクだってあります。

 

自分の場合、18年間で全身のほぼ毛がなくなるくらい大量に抜いていた時期もありましたが、ちゃんと今は生えてきているので、みなさん不安になりすぎないように。。。

 

そしてここが肝心なのですが、抜毛症のストレスを発散するために、また毛を抜いてしまうんですよね・・・

 

これが、ものすごい悪循環を生んでしまいます。

 

海水は飲めば飲むほど喉が渇きますが、それと一緒ですね。

 

 

誤魔化しが成功すると安心して抜毛してしまう

 

抜毛症の人はほとんどの場合、自分の薄い毛を誤魔化そうとします。私は増毛スプレーやウィッグを使って誤魔化していました。

 

女性用ウィッグ

 

ごまかしてうまくいくと、学校に行ったり友人と話したり仕事に行くのが苦じゃ無くなります。

 

しかし、これに慣れてくると「上手く誤魔化せるからちょっとくらい抜毛してもいっかー♪」という抜毛症に対する危機感の喪失に繋がります。

 

危機感がなくなってしまうと、抜毛に対する心理的ハードルは一気に下がりますから、抜毛が加速してしまいます。

 

 

じゃあ、逆に誤魔化さなければいい? というと、そういう訳ではありません。

 

誤魔化さずに薄い毛のまま人前に出る、というのは物凄い勇気が必要です。最初は苦痛を伴いますが、慣れてくると割り切れてしまいます。

 

割り切れてしまう、というのは「自分はこういう人間だから仕方がない。。。」というような、ある種の諦めですよね。

 

つまり、抜毛症の自分を公に認めるということは、それはそれで「抜毛してはダメだ」という危機感の喪失のリスクを伴います。

 

よく「抜毛症は隠さずに晒け出した方が良い!」と言う、分かった風の方が居ますが、抜毛症を隠さずに公にした場合、それによって受けるであろうデメリットについては一切言及されてないんですよね。

 

つまり、結局は当事者意識皆無の無責任論でしかありません。

 

自分が信頼できる人にカミングアウトするのは大賛成ですし、むしろ可能なら挑戦すべきだと思いますが、相手を問わず、常に公にすることに関しては私は大反対です。

 

個人的には、信頼できる人にだけ打ち明けて、それ以外は黙っておくというのがベストかと思います。

 

希望が遠い

絶望する男性

 

今日1日だけ抜毛を辞めれば、明後日には全部髪の毛復活する

 

こういう奇跡でもあれば、誰だって抜毛を余裕で我慢できるでしょう。 でも、毛が生えてくるのって早くて2ヶ月先とかです。

 

抜毛が深刻化している人であれば、抜毛癖を治したとしても元通りになるまで1年は見る必要もあるでしょう。

 

つまり、あまりにも希望が遠すぎて、抜毛しないことに対するモチベーションを保ちにくいんですね。

 

そして厄介なことに抜毛が進めば進むほど、毛髪の状況が深刻になればなるほど、モチベーションは保つのが難しくなってしまいます。

 

これも悪循環の理由の一つだと考えています。

 

 

 

抜毛症の原因、まとめ

 

抜毛症の原因はセロトニンの不足が有力だと言われていますが、個人的には、

 

 

1、抜毛の気持ち良さを知ってしまったこと 2、それが習慣化してしまったこと 3、悪循環によって抜毛が悪化し 4、その循環から抜け出せなくなってしまったこと

 

 

これ抜毛症の本当の原因だと考えています。

 

抜毛症の厄介なところは、抜毛で変わり果てた自分の姿へのストレスが強ければ強いほど悪化しやすく、自分の姿へのストレスがなければないでやっぱり悪化しやすいということ。

 

適度がいいんですね。適度が。

 

でも、思春期であったり学校に行かなければいけない環境だと、「適度」というのは非常に難しいんですよね・・・・・・

 

抜毛症の治し方で私なりに考えている方法についてはこちで↓でまとめましたので、もしよろしければこちらもお読み下さい。

 

 

>>抜毛症の治し方<<(現在修正中につき、一旦非公開)

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