抜毛症の体験談

抜毛症の体験談

抜毛症の体験談

ここでは私が集めた抜毛症に悩む人の体験談をご紹介します。

 

まだ5人しかいないので数は少ないですが、当サイトをご覧の方の何かの参考になれば幸いです。

 

受験ストレスがキッカケで抜毛症に・・・

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たいごさん 30代後半
千葉県 専業主婦

現在40歳を手前にして抜毛症に悩んでいます。

 

私が抜毛症になったのは今から20年ほど前のことです。

 

当時は高校生だったのですが最初は自分では気づかなくて、家族から頭の左側の髪の毛だけが途中で切れていたり少なくなっている部分があるようだと言われて鏡を見ると、その部分の髪の毛が少し薄くなっている部分があって驚いたという経験があります。

 

最初はなぜ一部分だけ髪の毛が抜けているのか全く分からない状態でした。

 

でも、ふと気づくと自分が勉強していたり考えことをしていたりすると左手で自分の髪の毛を抜いたり切ったりしていることが分かりました。

 

髪の毛の左側のみが抜けていたのは、勉強中は右手で字を書いており、空いた左手で知らず知らずにのうちに抜いてしまっていたからでした。

 

学校ではとにかくいい大学に進学するようにと連日のように言われ、毎日睡眠時間を割いてまで勉強をするようになっていたのでストレスがたまっていて、そこから抜毛症になってしまったようです。

 

しかし当時は高校生でまだおしゃれにも興味がなかった上に抜毛症になっても目立つほど薄毛になっていなかったので、受験勉強が終わってストレスがなくなればそのうち治るだろうし、特に専門的な治療を受ける必要はないと私も家族も思っていました。

 

しかしながら抜毛症は受験勉強が終了した大学生以降も続くようになっていました。

 

大学生時代は彼氏を作って楽しもうと思い、周囲の子たちに合わせようとそれなりにおしゃれをしていたのですが、髪の毛に関しては一部が抜けてしまっていることもあってか、自分の思うようなヘアスタイルにセットすることができずに何となくダサい感じに見られていました。

 

そして当時よく行っていた美容師さんにもよく見たら髪の毛に抜毛症の影響が大きく出ていると言われたのですが、何か物事を考える時に髪の毛を触って抜いてしまうのはすっかり癖になっており、簡単には治すことができませんでした。

 

そのようなこともあってか、大学生時代は全く彼氏もできない状態でした。

 

特に好きな人ができたにも関わらずあっさりと振られてしまった時には、初めて自分が抜毛症であることを恨んでしまいました。

 

そして社会人になっても抜毛症自体はおさまらずにいました。
社会人になった頃は不景気で自分がやりたくない仕事に就いたこともあってか、抜毛症は治まるどころか逆にひどくなってしまいました。

 

当時は人と接する仕事をしていたので見た目が悪くなるといけないと思い、ヘアスタイルについては多少左側の毛を抜いても目立たないように右側も定期的に同じくらいの量にわざと減らしてもらっていました。

 

抜毛症は全く治る様子がなかったので一時期は心療内科に通院して治せるようにカウンセリングや投薬をうけたこともありましたが、それでも全く治らない状態でした。

 

その後は結婚して子どももできたのですが、育児においてもかなりストレスが溜まってしまい、現在も多少抜毛症は続いている状態です。

 

そして今までは若かったので髪を抜いたとしてもまたすぐに生えてくるなどしてじっくり見ないと抜毛症であることはわからなかったのですが、30代後半となった今では左側の髪の毛が極端に減ってしまっています。

 

そして今から3年ほど前には出産をしたのですが、もともと産後は抜け毛が目立つ時期なのにその状況で髪の毛を抜いてしまったので、頭の左側にはいくつかの円形脱毛ができていました。

 

この円形脱毛については場所によっては範囲がかなり広く、そのままの状態では外出するのが難しくなりました。

 

現在は円形脱毛になるほど薄毛にはなっていないのですが、また知らず知らずの間に同じように円形脱毛ができているととても恥ずかしく感じてしまうので、子どもが生まれて以降は子どもの行事以外はほとんど家から出ていない状態で、外出する際も帽子をかぶっていることが多いです。

 

それまでは抜毛症でひどい薄毛になるかもしれないという多少の危機感は感じていても実際には目立つほどの症状は出ていなかっただけに、その時ばかりはもういい加減に抜毛症を治さないといけないと思いました。

 

またそのまま症状が続くとそのうち完全に引きこもって、家事や育児も完全にできなくなってしまう状態になるかもしれないくらいに薄毛の状態になってしまうのではと思い、今のうちに何か手を打って抜毛症を治さないといけないと思うようになりました。

 

なので2年前からは再び心療内科に通院し、抜毛症の原因の1つになると思われるストレスを軽減できるような治療を受けています。

 

幸い現在は以前よりかは抜毛症は治まり髪の毛の量も左右均等にはなってきたのですが、今でも育児や家事でストレスを感じたり子どもの幼稚園の関係などで初対面の人に会ったり話したりするなどして緊張した場合には、やはり知らないうちに左手を髪の毛の部分に持って行ってしまう状態にあり、完全には治まっていない状態になっています。

抜毛症のせいで恋愛に苦労

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八朔さん 30代前半
兵庫県 自営業

私が抜毛症になったのは、18歳の時でした。

 

高校3年になるまで自分で髪の毛を抜いたりすることはなく、いたって普通の高校生をしていました。しかし、部活動を卒業した3年の夏以降受験勉強に毎日強いストレスを感じ始めていました。

 

勉強をしなければいけないというプレッシャーと部活動などで楽しい青春時代を過ごした思い出などが頭の中でぐるぐると駆け巡るほか、好きな人もでき無事に付き合うことができるようになっていたこともあり、一緒の大学進学したいという気持ちが芽生えるなど何かと勉強をしなければいけないというプレッシャーが日に日に増していきました。

 

そのようなストレスが急激に増え始めた冬に、なんとなく髪の毛を触っていると心が落ち着くような感情が芽生えていることに気がつくようになりました。

 

強いストレスを感じた時に、自分の髪の毛をさわすることで心が穏やかになる感覚は、他の何をしても感じ取ることができないような特有なフィーリングでした。

 

しかし、次第に髪の毛を軽く引っ張って感じる髪が皮膚から引っ張られる感覚が快感のように感じるようになり、やがて髪の毛を1本ずつ抜いて行くときに感じる痛みがまた心を穏やかにさせていきました。

 

以来、強いストレスを感じた時や何気なく髪の毛に関心が向いた時には髪の毛を抜くという行為が通例かして行くようになり、後頭部の髪の毛を何本も抜いてくような生活がスタートしました。

 

後頭部を抜いているので、自分では鏡ごしに見ることができないことからどのような状態になっているの自覚症状がわかりづらいところもあり、当時付き合っていた彼女から「頭どうしたの?」と言われて初めて自分で抜いていた髪の毛の量にショックを受けてしまいました。

 

彼女からは、すごく心配をされてしまいやがてこのことがきっかけで別れることになりました。

 

好きな彼女と一緒の大学に進学することを目標に勉強をしてきた私にとっては、別れは目標を失わせるには申し分ないことでありより一生抜毛症を促進するきっかけとなってしまいました。

 

何本抜いても髪の毛の抜ける瞬間の痛みというのは何事にも代えがたい気持ち良さと心の落ち着きを与えてくれることから自分ではコントロールをすることが困難な状況になっていました。

 

やがて、このような状況を心配していた母から、何かの病気かなかしらのサインかもしれないから一度病院にいきましょうと言われ私は病院へと連れていかれました。

 

ただし、最初は何科にいけばいいものかわからずとりあえず皮膚科などにいきましたが、精神科に行くことへとなりました。

 

抜毛症の症状は発生するきっかけは人それぞれということで、私の場合は抜毛症になる前と後で大きく異なるのは、住んでいた環境でした。

 

部活動を引退し、受験勉強に対してストレスを感じることや彼女との別れという追い討ちに対して自分の心では制御できないほどの強いストレスを感じていたことなと複合的な要素が絡み合い結果として抜毛症を発症したことが考えられるということでした。

 

とにかくこのままでは、自分で自分の行為を抑えることができないことで、また女性とのおつきあいができなくなることや自分の人生を棒に振ってしまうことへの不安感がありました。

 

とにかく薬を飲んで気持ちを落ち着かせることが一番大事な治療法だとおしえてもらい治療を始めました。

 

薬を飲むようになり、確かに心が穏やかに感じる日が増えて行くなど、効果が見られました。

 

そのような薬による治療を行なって行く中で無事に大学進学を果たすことができました。大学進学を機に気づけば抜毛症の症状がなくなっていき、頭皮もまた髪の毛が生えてくるようになりました。

 

自分の中でも心の中でイライラしたり不安な気持ちに押しつぶされそうになるという不安もなくなり、今では抜毛症の症状は以前に比べると全く別人のように症状が出てこなくなりました。

 

ストレスを感じている環境に長くいることは、抜毛症などストレスが影響する病に陥る可能性が高いことに気づかされました。

 

その後、無事に大学でのキャンパスライフを全うし社会人となっている今は無事に彼女もできまして、仲良く楽しく過ごしています。

 

全く抜毛症時代の症状や後遺症というものもないので、よかったと感じる日がしばらく続いたほどでした。

 

しかし、今は抜毛症を克服したものと感じて日々を過ごしているのですが、また再発することもないとは言い切れないことから、1つの対策を行うようにしています。

 

それは、自分で髪の毛が抜けない程度の短さにまで髪の毛をカットしておくということです。

 

長さを2センチから3センチほどの長さにバリカンで刈るなど自分で髪の毛を抜くには時間がかかる他、つかむ事すら難しい状況にすることで、環境をコントロールするようにしています。

 

抜毛症から自分の身を守ることができるようになる上に、今ある髪の毛や頭皮を傷めないで済みますから、うまくバランスをとりながら生活をおくれるようになりました。

抜毛症と気分変調症に悩まされて

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ずめ子さん 30代
兵庫県 事務職

私は四年前に抜毛症と気分変調症と診断された33歳(女)です。

 

抜毛症になったきっかけは仕事上の人間関係からくるストレスが原因でした。

 

私は一般事務として10年同じ会社に勤めていましたが7年目に昇格し係長となりました。

 

年齢で言えば一番下っ端だった私。

 

いきなり上司になったもので周りの風当たりが急に厳しくなりました。

 

上司として注意しなければならないが、注意をすると影で文句を言われました。

 

私の検印ボックスに書類を置く際も投げ入れるような態度を毎日とられて精神的にどんどん病んでいきました。

 

もともと集中すると髪の毛をさわる癖があったのですが、気が付くと抜くようになっていました。

 

何か不安になった時や、困った事があった時などにどれでも抜くのではなく、他の髪の毛と少し毛質が違っているものを選んで抜いているようでした。

 

ほとんど無意識の状態で抜き、抜いた瞬間痛みとともに我に返るといった感じです。

 

同じ部分ばかり触るせいで、髪の毛をかき分けるとその部分だけが剥げていました。

 

これは恥ずかしいと思う様になると今度は違う場所を触るようになりました。

 

そこも日がたつにつれどんどん薄くなっていき新たにハゲができるといった繰り返しです。

 

無意識で触っているので自分でも止めることができませんでした。

 

私が病院へ行こうと思ったきっかけが二つあります。

 

一つは仕事が終わり帰ろうと、床に置いてある鞄を取ろうとした瞬間私が抜き続けた髪の毛が絨毯の上に大量に落ちていました。

 

はやく捨てないとばれてしまうと思い手で集めた瞬間自分でもゾッとするくらい手のひらにこびりついていました。

 

このままでは本当に隠し切れなくなるととても不安に思いました。

 

もう一つのきっかけが、違う部署の方に言われた事でした。

 

その方はとても良い方で私が抜毛症だと薄々感じていたそうで、ある日私が髪の毛を触っていると「〇〇さん、やめとき?な?」と優しく諭すように言ってくださったのです。

 

精神的にも参っていたので本当に泣いてしまいそうになりました。

 

そのときに心療内科へ行く決心をし、すぐに予約をしました。

 

カウンセリングを受けあなたは抜毛症と気分変調症です。

 

どちらも治療をすれば治る可能性はありますから一緒に頑張りましょうと言われ、服薬治療を開始しバルプロ酸ナトリウム、スルピリド、エビリファイ錠など何種類か処方されました。

 

やはり服薬治療は副作用もあり簡単なものではありませんでした。

 

心療内科の先生の説明では抜毛症とは自傷行為のひとつだと説明を受けました。

 

自分を傷つけることによって一瞬の安心を手に入れ、すぐにまた不安になるのでもう一本抜く。

 

そして安心するがまた不安になり…の繰り返しなので、抜毛は止まることがなく、どんどん広がっていくと言われました。

 

そして同じような患者さんがいたが3年ほど通い抜毛症が完治したから貴方も治りますよ!と勇気づけられました。

 

少しずつ良くなっていっているのだろうかと不安になりながらも一年ほど通院し治療を専念しましたが、先に私の精神の限界がきてしまい退職を決意しました。

 

退職できるとわかった瞬間に抜毛症がどんどん改善されていき剥げていた部分も新しい毛がはえてきました。

 

これで私は抜毛症とさようならだ!!剥げているところが人に見られるのではないかとビクビクしていた日々ももう終わりだ!!と明るい気持ちになり心療内科への通院もやめてしまいました。

 

そして退職してから2年たった現在、実は抜毛症の方はまだ治っていません。

 

在職中は抜毛する頻度が減っただけで根本的に治ったわけではなく、ただ不安要素が減った分抜く回数が減っただけの事でしたので、今でも何か不安になったり考え事をすると髪の毛を触って抜いています。

 

車の運転中などでも何か思い出して「出かける前に電気消したかな?」という様な些細な不安でも髪の毛を抜いてしまうのです。

 

私の場合、抜毛症を根底から治すためにはやはり心療内科に通い続けなければ治らないのかもしれないと思っています。

 

また抜毛症で恥ずかしいのは美容院へ行くときです。

 

ハゲているのもそうですが、部分的に新しい短い毛がワサッと生えています。

 

ですから美容師さんに「ここだけすごい短い毛が多いですね、なんででしょう??」と言われた事もあります。

 

私もわからないフリをして「あれ、本当ですね。なんでかな〜」と答えました。

 

その方は私が抜毛症だとは思っていない様子でしたが、とても恥ずかしかったです。

 

次に行ったときも同じように短い毛が沢山あっては、抜毛症だとバレてしまうかもしれません。

 

仮にバレなかったとしても恥ずかしいと思いその美容院へ再度行くことができなくなってしましました。

 

特に私はつむじ辺りを触る癖があるので、頭のてっぺんが変に剥げていたり、違う部分を抜くようになっても短い毛がたくさん立っているのでワックスで抑えたり、分け目を変えてハゲている部分を必死に隠したりしています。

 

少しでもこの抜毛症を止めたいので、髪の毛を触りだすと注意してほしいと家族に伝える事にしました。

 

髪の毛を触っていると、娘が「お母さん、触ってるよ〜」と笑顔で教えてくれるので事前に抜くのを止める事ができるようになってきました。

 

少しずつでいいので改善できるように日々努力中です。

私は中学生で抜毛症になった

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きまめさん 40代
千葉県 事務職

私が抜毛症になったのは中学2年の時です。
当時は学歴社会といわれる時代で、
私が通っていた中学でも受験する高校を決める時に
偏差値を目安にしていました。

 

学校の成績だけでなく日常生活についても
管理が行われ、成績優秀で品行方正な生徒が
良い高校を受験するためのパスポートを手にするのは
日の目を見るより明らかでした。

 

名門校に入るには良い内申書を提出する事が
重要で、学校の授業がある日はもちろん
それ以外の日も教師が学区内の見回りをしていたのです。

 

中学に入ったばかりの時は
成績の事をさほど気にしていなかった私ですが、
2年生になるとさすがに気にするようになりました。
その頃は1年生から続けていた部活動にも変化がありました。

 

今までは先輩に指導してもらうだけで良かったのですが、
新入生が加わったため、自分の練習に
指導する役目が新たに加わったのです。

 

最初は自分が先輩になるという自覚が足りず、
1年生にどういう態度をとって良いのか分かりませんでした。
幸いな事に全員素直で良い子ばかりだったので、1週間も
すると先輩の自覚が芽生え、
何とか恰好だけはつけられるようになりました。

 

部活が落ち着いてくると勉強の方も気になります。
部活では2年生になると補欠からレギュラーになり、
夏の大会にも出られる事になりましたが、大会が終わると
受験を意識した勉強が始まりました。

 

その頃は成績が良い人が何となく分かっていました。
彼らは全科目の教科書を満遍なく暗記しており、
すべての項目を網羅しているように見えました。
私の方は苦手な科目はいつも成績が上がらず、
得意科目の成績を維持するのが精一杯でした。

 

彼らは何も部活動をせずに成績が良いわけではありません。
むしろ部活動では部員の先頭に立って
引っ張るタイプが多かったくらいだったので、
いつどのように勉強の時間を確保しているのか謎でした。

 

話す言葉もユーモアがあり、理路整然として分かりやすいので
会話がスムーズです。似たような同級生が
一緒にいる事が多いので近寄る事がなく、
勉強について質問する事もありませんでした。

 

私は彼らほど器用ではなかったので、もしも
成績優秀になろうと思ったら勉強一筋の生活にしなければならず、
部活動をやっていられなくなります。

 

せっかく中学に入ったのに貴重な中学時代を勉強一色で
塗りつぶされるのも嫌でしたし、
楽しい事も捨てる事が出来ませんでした。
私に成績がトップクラスの人に対して出来る事は
遠くから観察する事だけだったのです。

 

いくら観察しても頭の構造までは分かりませんでしたが、
自分の行動を管理する能力に長けている事だけは分かります。
その頃は親が勧めてくれた通信教育のテキストを読みながら
教科書を勉強するようにしていました。

 

受験勉強の必須科目は英語と国語、数学だったので、
3科目を中心にした勉強を始めたのです。3科目は
やっただけあって成果が見えるようになりましたが、
他の科目の成績がなかなか上がりませんでした。

 

本腰を入れようとしても一度苦手意識を抱いてしまうと
先入観が染みついてしまって、なかなか改善出来ません。
特に理科が苦手でした。

 

私はいつしか頭の髪の毛を抜くのが癖になっていたのです。
最初は苦手な理科の教科書を読みながら
何となく髪の毛をいじっていましたが、
そのうちに髪の毛を抜くのが心地良くなりました。

 

「髪はすぐに生えてくるし、別に良いよね」と
自分に言い聞かせながら,一日に2,3本くらいずつ
抜いていましたが、だんだんと本数が増えていきました。

 

ある朝何気なく私の頭を見た母が
驚いて「何これ?頭のてっぺんがはげているよ!」
と言ったので、頭のてっぺんに手をやると抜いた後が
500円玉くらいの大きさのはげになっているのが分かりました。

 

母が洗面台の鏡の前で手鏡を持って後頭部を映したのを見ると、
黒い髪の毛の間に直径3センチくらいの白い地肌が見えて、確実に
はげているのが分かりました。

 

そのままでは学校に行く事が出来ません。母が
サイドの髪をとって後ろでとめてくれたので、アレンジヘアで
行きましたが友人達は気を遣って何も言いませんでした。

 

今回抜毛症についてインターネットで調べたら、症状が中学時代の
時と一緒だったので驚いています。
学歴社会のひずみで抜毛症になるとは思いませんでしたが、
その時自分の後頭部を鏡で見た時のショックは今でも
忘れる事はありません。
幸いにも髪が元通りになるのに時間はかかりませんでした。

 

理科は苦手意識はありましたが、自分の中では
努力した方だと思いますし、許せない成績ではなくなりました。
無理に苦手な科目の成績を上げようとした事が
抜毛症につながったのだと思います。

 

私の場合は理科の問題を解くのに苦しんでいる時に
髪の毛を抜きながら考えるのだけは止めようと
心に誓ったため、抜毛症を治す事が出来たのです。

 

部活動も良い部員のおかげで3年生の夏まで続ける事も出来、
希望の高校に入る事がかないました。
本来は心療内科に行って治す類の病気であると分かって
二度驚きましたが、無事治った事に感謝しています。

 

一番良い方法は自分が抱えている問題を他の人に相談する事です。
一人で解決しようとせず実力がある人に知恵を借りたり、
話を聞いてもらう事で治る確率も高くなる。そう私は考えています。

パニック障害から抜毛症を発症

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堀池さん 30代前半
静岡県 (未記入)

はじまりは、二十代前半でした。

 

当時付き合っていた彼の家に泊まった翌朝、「髪の毛引っ張ってたよ」と言われました。

 

思わず聞き返すと、寝ながら頭頂部の毛をぐいぐいと引っ張って、抜こうとしていたと。

 

しかも、寝ている頭の位置がずれるほど執拗に引っ張っているので、思わず手を掴んで止めたけれど、そしたら今度は反対側の手で抜き始めたと言われてびっくりしました。

 

言われてみれば、朝起きると枕に気が落ちていることが今までもありました。

 

しかし、ごっそり抜けていたわけではなく、あくまでも寝ているときに抜けたんだなという認識でいたので、この時初めて、もしかしたら自分で抜いているのかもと不安になりました。

 

ただ、まだ抜毛症というところまでは行きつかず、次にまたやっていたら起こしてね、という程度でこの話は終わりました。

 

次にあったのが、作業中の抜毛です。

 

二十代半ばの頃勤めていた会社で事務作業をしていたときに上司から、「頭掻くのやめない?」と言われ、びっくりしました。

 

自分にはまったくその意識がなかったのです。

 

勤めていたのは事務所でお客様が来るような場所ではなかったので、比較的和やかな職場だったのですが、ばりばり頭を掻くのはマナーがいいとは言えません。

 

その場は反省し、謝罪したのですが、思えばこれは毛をひっぱってしていたのです。

 

すこし席の離れていた上司からは頭を掻いているように見えたようです。

 

それからは気をつけるようになり、注意されることはなくなりましたが、この頃から頭頂部の気が薄くなりはじめました。

 

決定的だったのは、結婚してからです。

 

またしても、夜、寝ながら気を引っ張って抜こうとしていた私は、夫から、毛を抜かないでと起こされました。

 

もちろん、そんな意識はないので、またやってしまったかと思っていたのですが、「寝ているときもそうだけど、何かに集中しているときなんかもよく毛を抜こうとしているよね?」と聞かれ、愕然としました。

 

この頃、頭頂部の毛がかなり薄くなり、母親から「禿げてるよ」とまで言われていました。

 

結婚してから私は専業主婦で、勤めてもいないのにやっているとなると、もしかしたら何かの病気かも、とようやく思い始めたのです。

 

ちょうど、心身のバランスをくずし、パニックの症状がよく出ていたので精神科を受診するように勧められ、勇気を出して門をたたきました。

 

診断は、パニック障害ということでした。

 

しかも重度になっていて、抜毛の癖もそれによるストレスからではないかと言われました。

 

私の場合は性格もあって、ストレスを抱え込みやすいのだそうです。

 

いつからパニック障害になっていたのか不明ですが、おそらく二十代前半からそれらしい症状があり、並行するように抜毛の癖が出てきていたように思います。

 

癖というと軽いように思われますが、抜毛している本数が2・3本では済まないので、治療の一環としてSSRIが処方されました。パニックにも効果のある薬です。

 

SSRIは効果が出るまで時間がかかる薬です。飲み始めの一か月ほどは全然効かなかったのですが、二か月、三か月と経つうちにパニックの症状は緩和し、つられて抜毛の症状も緩和されました。

 

少し考えて、無意識に呼びかけるよう、毛を抜かないと書いた紙を目につくところに貼っておくようにもしました。効果はあったと思います。

 

あと、当然のことですが、頭が痒いと掻いたり引っ張ったりしまうので、シャンプーは丁寧にするようにしています。薬だけに頼らず、自分に出来ることはしようと思っています。

 

また、周囲の人に知らせておくのもひとつの手だと思います。

 

結婚前の若い女性なんかは、おそらく恥ずかしいと思いますが、家族はもちろん、信頼できる上司や、先輩、同僚にお願いすることをおすすめします。

 

抜毛症は精神疾患のひとつともいわれているので、心の負担を減らすのは大切なのです。常識のある人たちなら、きっとバカにしたりせずに協力してくれると思います。

 

周囲への声のかけ方なのですが、「毛を抜く」という言葉はすこし強い印象があるので、「髪の毛を引っ張ってしまう癖がある」とか、「あたまをよく掻いてしまう」といったマイルドな言い方をするといいと思います。

 

他の人には、抜毛の症状は頭を掻いているように見えるようですから。

 

髪が長い女性は、なるべく髪をまとめておいて、あとで髪の毛がもじゃもじゃになってないか洗面所などの鏡で確認してみると、「やったかやってないか」の目安になります。

 

もし、周囲に協力が得られなさそうなら、デスクの上に鏡を置いておくと自分のやっていることが目について予防できます。

 

私も家族がいないときは、一人で家で実施しています。

 

そして、頭に手をやっていたら、休憩です。

 

髪の毛を引っ張るイコールストレスが溜まっている証拠と考えて、自分を休ませるようにしています。

 

正直なところ、すっかり症状が消えたというわけではありませんが、以前から比べるとかなり緩和されたことは確かです。

 

薬のおかげか、周囲の人の協力のおかげか、はたまた自分の工夫のおかげかわかりませんが、良かったです。

 

頭頂部の毛も、少しずつ戻りつつあります。

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