抜毛症と気分変調症に悩まされて

抜毛症と気分変調症に悩まされて

抜毛症と気分変調症に悩まされて

女性のアイコン
ずめ子さん 30代
兵庫県 事務職

私は四年前に抜毛症と気分変調症と診断された33歳(女)です。

 

抜毛症になったきっかけは仕事上の人間関係からくるストレスが原因でした。

 

私は一般事務として10年同じ会社に勤めていましたが7年目に昇格し係長となりました。

 

年齢で言えば一番下っ端だった私。

 

いきなり上司になったもので周りの風当たりが急に厳しくなりました。

 

上司として注意しなければならないが、注意をすると影で文句を言われました。

 

私の検印ボックスに書類を置く際も投げ入れるような態度を毎日とられて精神的にどんどん病んでいきました。

 

もともと集中すると髪の毛をさわる癖があったのですが、気が付くと抜くようになっていました。

 

何か不安になった時や、困った事があった時などにどれでも抜くのではなく、他の髪の毛と少し毛質が違っているものを選んで抜いているようでした。

 

ほとんど無意識の状態で抜き、抜いた瞬間痛みとともに我に返るといった感じです。

 

同じ部分ばかり触るせいで、髪の毛をかき分けるとその部分だけが剥げていました。

 

これは恥ずかしいと思う様になると今度は違う場所を触るようになりました。

 

そこも日がたつにつれどんどん薄くなっていき新たにハゲができるといった繰り返しです。

 

無意識で触っているので自分でも止めることができませんでした。

 

私が病院へ行こうと思ったきっかけが二つあります。

 

一つは仕事が終わり帰ろうと、床に置いてある鞄を取ろうとした瞬間私が抜き続けた髪の毛が絨毯の上に大量に落ちていました。

 

はやく捨てないとばれてしまうと思い手で集めた瞬間自分でもゾッとするくらい手のひらにこびりついていました。

 

このままでは本当に隠し切れなくなるととても不安に思いました。

 

もう一つのきっかけが、違う部署の方に言われた事でした。

 

その方はとても良い方で私が抜毛症だと薄々感じていたそうで、ある日私が髪の毛を触っていると「〇〇さん、やめとき?な?」と優しく諭すように言ってくださったのです。

 

精神的にも参っていたので本当に泣いてしまいそうになりました。

 

そのときに心療内科へ行く決心をし、すぐに予約をしました。

 

カウンセリングを受けあなたは抜毛症と気分変調症です。

 

どちらも治療をすれば治る可能性はありますから一緒に頑張りましょうと言われ、服薬治療を開始しバルプロ酸ナトリウム、スルピリド、エビリファイ錠など何種類か処方されました。

 

やはり服薬治療は副作用もあり簡単なものではありませんでした。

 

心療内科の先生の説明では抜毛症とは自傷行為のひとつだと説明を受けました。

 

自分を傷つけることによって一瞬の安心を手に入れ、すぐにまた不安になるのでもう一本抜く。

 

そして安心するがまた不安になり…の繰り返しなので、抜毛は止まることがなく、どんどん広がっていくと言われました。

 

そして同じような患者さんがいたが3年ほど通い抜毛症が完治したから貴方も治りますよ!と勇気づけられました。

 

少しずつ良くなっていっているのだろうかと不安になりながらも一年ほど通院し治療を専念しましたが、先に私の精神の限界がきてしまい退職を決意しました。

 

退職できるとわかった瞬間に抜毛症がどんどん改善されていき剥げていた部分も新しい毛がはえてきました。

 

これで私は抜毛症とさようならだ!!剥げているところが人に見られるのではないかとビクビクしていた日々ももう終わりだ!!と明るい気持ちになり心療内科への通院もやめてしまいました。

 

そして退職してから2年たった現在、実は抜毛症の方はまだ治っていません。

 

在職中は抜毛する頻度が減っただけで根本的に治ったわけではなく、ただ不安要素が減った分抜く回数が減っただけの事でしたので、今でも何か不安になったり考え事をすると髪の毛を触って抜いています。

 

車の運転中などでも何か思い出して「出かける前に電気消したかな?」という様な些細な不安でも髪の毛を抜いてしまうのです。

 

私の場合、抜毛症を根底から治すためにはやはり心療内科に通い続けなければ治らないのかもしれないと思っています。

 

また抜毛症で恥ずかしいのは美容院へ行くときです。

 

ハゲているのもそうですが、部分的に新しい短い毛がワサッと生えています。

 

ですから美容師さんに「ここだけすごい短い毛が多いですね、なんででしょう??」と言われた事もあります。

 

私もわからないフリをして「あれ、本当ですね。なんでかな〜」と答えました。

 

その方は私が抜毛症だとは思っていない様子でしたが、とても恥ずかしかったです。

 

次に行ったときも同じように短い毛が沢山あっては、抜毛症だとバレてしまうかもしれません。

 

仮にバレなかったとしても恥ずかしいと思いその美容院へ再度行くことができなくなってしましました。

 

特に私はつむじ辺りを触る癖があるので、頭のてっぺんが変に剥げていたり、違う部分を抜くようになっても短い毛がたくさん立っているのでワックスで抑えたり、分け目を変えてハゲている部分を必死に隠したりしています。

 

少しでもこの抜毛症を止めたいので、髪の毛を触りだすと注意してほしいと家族に伝える事にしました。

 

髪の毛を触っていると、娘が「お母さん、触ってるよ〜」と笑顔で教えてくれるので事前に抜くのを止める事ができるようになってきました。

 

少しずつでいいので改善できるように日々努力中です。

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